またまた出ましたね、「新iPhoneは16:9」という噂...初代iPhoneが出る前にも流れたし、iPadでも流れて、今年も...もはや恒例行事なわけですが、本当に縦に伸び~るのか?
検証してみましょ~。
メリットあるの?
一番に考えたいのがコレ。16:9にして自分(ユーザー)に何かいいことあるのか?
16:9になると言ってる人たちが真っ先に挙げるのは、「これは未来のフォーマットだ」ということです。720pも1080pもHD動画はこの解像度。TV番組も16:9。ホームビデオも16:9で撮ってるんだから、再生のとき画面の黒い帯が出るのはみっともないし、画面が最初から16:9なら全画面たっぷり使えて得じゃん、と。
確かに16:9なら今並べたみたいなコンテンツはピッタンコはまります。が、その皺寄せは他に行くだけ...というか、ピッタンコにならないコンテンツの方が実は多くて、他のフォーマット(4:3やパノラマのアスペクト比)で撮影された映画や動画はごまんとあるし、16:9仕様じゃないアプリやビデオゲームもあります。いざ出たら対応するでしょうけど、それでも上や下に黒い余白が出ちゃう(英語でletterboxing)コンテンツの方がずっと多いんじゃないかと。
16:9 iPhone予想組が挙げる2点目のメリットは、「画面が大きくなればピクセルも情報量も増える」こと。その通りなのだけど、ピクセルは別に16:9にしなくても増量できます。3:2のままで4インチにするとかでも増やせるんですよね。