人の迷惑を顧みずに話しつづける人を黙らせる拳銃型ガジェット「スピーチ・ジャマー(SpeechJammer)」で栗原一貴さんとともに今年のイグノーベル賞を受賞した塚田浩二さんが、今度は食卓を楽しく彩るテルミン「イーテルミン(EaTheremin)」の製品化に向けて動いているようです。
イーテルミンとは、いつもの食卓にちょっぴり楽しい演出をしてくれるフォーク&スプーン型ガジェット。持ち手と先端が別の電極になっているので、「食べる」瞬間に先端と口がつながることで微弱な電流が流れます。このとき、食べ物の種類や食べ方に応じて電気抵抗値が変化し、さまざまな音を奏でることができるというわけなんですね。
ところで、こういったガジェットは日常にとって身近なテーマであるにも関わらず、量産や流通などを鑑みると製品化にはかなり高いハードルがあるそうです。そんな状況をふまえ、ガジェット開発や販売を支援するプラットフォーム「Cerevo DASH」では、イーテルミン製品化に向けたクラウドファンディングの支援者も募集中ですよ(2012年11月19日時点で残り19日なので、応援したいな〜という方はぜひ!)。
ちなみにイーテルミンは、食材の抵抗値をもとに適切なサンプリング音を選んで再生する「デジタル版」と、食材の抵抗値や食べ方に応じてよりテルミンらしい音を奏でられる「アナログ版」の2種類を製造予定。4000円支援すると製品化の際には好きなほうが一本もらえるそうです。個人的にはアナログ版にかーなーり惹かれますが、みなさんはいかがでしょうか?
そのうち「アナログ版を手に食事しながら音楽を奏でるイーテルミン・トリオ」みたいなアーティストも出てきそうですね。
[イーテルミン by Cerevo DASH]
(Rumi)