Kindle Fire HDを付けたまま縦横回転ができるスタイリッシュなケース2種
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もはや映画の世界。全長240m、7色に染めらた鍾乳洞の超絶美
見事にライトアップされた鍾乳洞。
中国は広西チワン族自治州に位置する川、漓江(りこう、リージャン)の隣にある鍾乳洞「Reed Flute Cave(リードフルート洞窟)」は、全長240mの鍾乳洞で、たくさんの観光客が訪れるランドマークスポットなのです。
人工的にライトアップされたこの洞窟は、言葉で表すのが難しいほどの美しさ。水が溜まったエリアでは、すべてが鏡のような水面に映り込んで幻想的。
他の写真は下記リンクからどうぞ!
全長240m、7色に染めらた鍾乳洞の超絶美[roomie]
(ギズモード編集部)
Google I/O、初日のキーノートでグーグルグラスが無視された理由[ #io13 ]
去年のGoogle I/Oのキーノート、スカイダイビングやらマウンテンバイクやらのデモンストレーション、覚えてますよね。あれば興奮したなあ。
今年もグーグルグラスについて何かあるかもしれない! そう期待して先日の3時間のキーノートをずっと見ていたけど、びっくりするほどグーグルグラスに何も言及されませんでした。一体どうしたというのでしょうか。答えは驚くほどシンプル。
グーグルグラスはまだ準備が出来ていないのです。
メディアもグーグル自身もここ数週間、グーグルグラスに注目を集めさせてきましたが、実際のところはまだベータ製品。まだ開発途上でデベロッパーや消費者へ供給できる段階では無いのです。いくら我々が完成に近い製品だと思ったところで、まだまだ試作品段階なのですね。
グーグルによれば、バグを解決するべく自重している状態らしいです。途中で消えてしまった他のグーグル製品や消えてしまった製品とはまた異なる理由で、グーグルグラスの話はキーノートに含まれていなかったのです。なぜなら、まだグーグルグラスが存在できる世界になっていないから。
I/O開催中、すでにデベロッパー向けのセッションを4つ行なっていますが、グーグルはこの新しい装着可能なデバイスに対していかに努力しているかについて語っている感じだそうです。
Exploler Editionが出荷された前ですら、デベロッパー向けのハッカソンをはニューヨークとサンフランシスコの2箇所で開催しただけ。「Glass Foundry」イベントでも、デベロッパーはその時点で出来上がっていたミラーAPIを見せられただけ。
しかし本日、最初のセッションではグーグルグラスの「Glassware」と呼ばれる新しいアプリが発表されました。また、新しいGlass Development Kit (GDK)は、新しい機能、例えばオフラインモードが搭載されるなど、グーグルグラス開発が簡単になった段階で公開すると言及しました。
こういった話も先日のキーノートで触れても良かったかもしれません。しかしながら今のところ、グーグルグラス開発関連は数千単位の人にしか影響を与える程度ですが、グーグルマップや検索、画像関連の改良のインパクトは数十億人単位に影響を与えますものね。
mayumine(PETER HA 米版)
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車の仕組みがひと目でわかるGifアニメ10選
いや~車には人類の英知が詰まっていますね!
百の言葉並べるより、動く図! というわけで、ギズ系列ブログJalopnikが下の動画をサンプルに「車の仕組みがひと目でわかるGifを教えてください」って読者に提供を呼びかけたところ、なかなか楽しい図が集まりましたよ。
ディーゼルエンジンは入ってないけど、ここで見れます。一番上の画像はRed Bullの動画から作ったものですね。
さ、10点まとめてどうぞ!
10)4ストローク機関(Four-stroke Petrol Engine)
よ~く見ましょうね。みんなの車もたぶんボンネットの下はこうなってるので。ガソリンエンジンは点火プラグで燃焼を起こし、ディーゼルは圧縮熱で燃料が自己着火します。
選者:philiphilip
9)直列型エンジン( Inline engine)
自動車メーカーの間では搭載スペースの都合でV型が主流になってきましたが、直6と言えばBMW E46型M3ですね。
選者:6cyl
8)V型エンジン(V Engine)
シリンダーがVサインに並んでます。2シリンダーしかない(Morganの3輪もそうだけど)ので、もっとコンパクト。世界中の大型車に使用されているレイアウト。
選者:GR1M RACER : Wrong Most of the Time
7)水平対向エンジン(Flat Engine)
水平対向エンジンは今どき使ってるメーカーさんも珍しいですね。ポルシェとかぐらいで、Porsche 911 Turboは後ろにこれ入ってます。フラットエンジンは低いポジションで搭載できるので、重心下げて操作性を高められるのがメリット。
選者:MattyF
6)VTEC
可変バルブタイミング機構のこと。より幅広いRPM(エンジン回転数)に対応できるようバルブ開閉のタイミングとリフト量を調整してやるのです。こんな風に。「全然わかんないよ!」という人はホンダ買っちゃダメよ~ん。
選者:burglar can't heart click anything
5)ターボチャージャー(Turbocharger)
排気ガスでタービンを高速回転させ、もっと沢山の空気をギュギュッとエンジン内に送り込む仕組み。へー!
選者: Máté Petrány
4)差動歯車(ディファレンシャルギア:Differential)
デフの解説動画は沢山ある(自分が気に入ってるのはこれ)けど、このレゴのgifで大体のところは掴めます。カーブ曲がる時に生じる内輪差もこのデフちゃんが左右の回転数を変えて調整してくれてるんですよ~。
推薦者:Joe_Limonさん
3)無段変速機(連続可変トランスミッション:CVT Transmission)
従来のオートマやめてCVT採用する新型も結構ありますね。CVTはベルトとコーンで無段階に変速を行う機構のこと。量産化はオランダのDAFが最初ですが、初期のDAFの車は前も後ろも同じ速度で移動できたんですよ。それでCVTが発明されたってわけじゃないですけど、元々そういう仕組みなんです。
2)デュアルクラッチトランスミッション(Dual-clutch Transmission)
さて、CVTよりさらに頭割れる~なのがこのダブルクラッチギアボックス。クラッチが奇数段・偶数段の2系統にわかれてて、3速なら3速に入れると次の偶数段ちゃんが噛みあって待機しててくれるので、ギアチェンジがアロンソのような爆速で済む、という仕組み。
選者:manifold engines, wanting for time
1)運転手(Drivers)
全部載っけて走る気分は大体こんな感じ。
選者:My X-type is too a real Jaguar
MÁTÉ PETRÁNY(原文/satomi)
グーグル謹製のチャットアプリ「ハングアウト」はなかなか使い勝手がよさそうです
どこからでも無料通話。しかもグーグル謹製です。
日本ではLINEの爆発的普及で知られる無料通話アプリですが、グーグル・ブランドに弱い人なら迷わず『ハングアウト』!
今まではバラバラになっていたグーグルのビデオおよび音声通話やテキストメッセージを統合するサービスのため、Androidスマホのユーザーなら特に下準備なしですぐ使い始めることができます。
現在サンフランシスコにて開催中のイベント『Google I/O』の初日基調講演でも触れられたこのハングアウトを兄弟メディアのTABROIDが試しています。これを見るかぎりなかなかに使いやすそう。
詳しくは下記リンクから。
LINEが使えればすぐ使いこなせるよ♪ グーグル純正の無料通話アプリ『ハングアウト』をやってみた[TABROID]
(ギズモード編集部)
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石油流出から自然を守るエアロゲルをペンシルバニア大が開発
環境汚染の被害を最小限に食い止める新たなテクノロジー。
タンカーの事故などにより海へと放たれてしまった石油はその性質から、これまで除去する作業が非常に困難でした。しかしペンシルバニア大の研究チームが新たに開発したエアロゲルを用いれば、その被害は最小限に抑えることができるかもしれません。彼らが開発したのはカーボンナノチューブによって構成された超低密度エアロゲルです。
ほとんど目で見ることのできないこのエアロゲル、自重の900倍近い量の油を吸収することができる99.9パーセントが空白の物質です。ゲルによって吸収された油は直接絞りだすか、燃焼させて処理することができます。これまでの除去方法である吸着マットにこのエアロゲルを上手く組み合わせれば、その作業効率は改善し、より多くの水生生物を守ることができるようになるかもしれません。
もちろん事故そのものを未然に防ぐことが一番大切ですが、被害を最小限に抑える最後の防衛線としてその活用が期待されます。
(KITAHAMA Shinya)
ブースター搭載スケートボードが異次元の走りを実現(動画あり)
風を切って走る姿が気持ちよさそう!
サンフランシスコのスタートアップが開発したのは世界最軽量の電気自動車。ブースト機能を搭載したスケートボード「Boosted Boards」は2時間の充電で10キロの距離を走行できるスポーティーな乗り物です。
Boosted Boardsの重さはわずか5キロ強。脇に抱えたりバッグに入れて容易に運ぶことができるので、いつでも・どこでも爽快な走りを楽しむことができます。ブースターを最大にすると最大時速32キロのスピードで走行可能。原付バイクと肩を並べて風を切りながら走ることができますよ!
Boosted Boardsは現在KICKSTARTERで資金調達中。1499ドル(約15万円)で手に入れられますよー。
(KITAHAMA Shinya)
あのギター弾き語り芸人をダブステップにアレンジすると無駄にカッコいい(動画あり)
使わないときはたたんでスペース節約できるスーツケース
これはステキなアイデア。ぜひ実用化して欲しい!
旅行前は空きのあったカバンの中身が、帰宅するときにはパンパンになってしまう。思い出とともに、かさばる荷物も増えてしまうのが旅の常。そこで持ち運ぶ荷物の増減に合わせサイズを調整できるスーツケースがあれば便利では?とYANKO DESIGNにそのコンセプトデザインが公開されています。
このスーツケース、折りたたんでチャックを閉じるとおよそ半分の大きさまで小さくすることができます。使用しないとき、例えば自宅に置いておくときなんかも折りたたんでおけばスペースが節約できるのでいいですねー
詳しくはYANKO DESIGNをご覧ください。
(KITAHAMA Shinya)
いや〜ん、スケスケじゃなーいコレ。なPCケース
中身が見えるって斬新。
ディラックから、ちょっと変わったPCケース「PC-Q30」が登場しました。何が変わってるって、前面がアクリルウィンドウになっていて、中身が丸見えなんです。HDDやマザーボードが見えるって、なんかいいですねー。
筐体はアルミ製。ボディーカラーはシルバーとブラックがあります。
対応マザーボードはMini-ITXとなっております。自作派の方、このケースで個性を演出してみませんか?
PC-Q30シリーズ[ディ ラック]
(三浦一紀)
PR: Wi-Fi内蔵ボディ人間『AMEMIYA Z』誕生!
これなら絶対捨てない! とってもナイスアイデアなショップの名刺(動画あり)
あら、こんなショップカードだったらすぐに捨てたりしないし、家に持って帰ってチーズ削るときにも大活躍しそうだし、何なら常に財布の中に持ち歩いて、いつでもチーズを削れる準備の良い気の効く人として一目置かれそうじゃないですか。
ブラジルのチーズショップBon Viviantが、「何か良いアイデアを!」と広告代理店JWTに依頼して出来たのがこちら、店名と連絡先がプリントされた、カードサイズのチーズ削り器。
ナイスアイデアですね。
[Stocklogos via Taxi]
mayumine(ANDREW LISZEWSKI 米版)
オーストラリアのピルバラで起きた金環日食が、心のそこから美しいから見てみて!(動画あり)
燃え盛る輪。
現地時間5月10日、オーストラリアのピルバラで金環日食が見られました。昨年、日本でも金環日食が観測でき、自分自身の目で見て感動した人もたくさんいたのではないでしょうか。どんな動画よりも自分の目で見るのが最高に素晴らしいのです。わかってはいるのですが、この5月10日の金環日食を撮影した動画が、これまたあまりに素晴らしいのです。
撮影したのは、写真家のコリン・レッグ(Colin Legg)さん。友人2人ジェフ・シムズ(Geoff Sims)さんとピーター・ナナシ(Peter Nanasi)さんの助けを借りて制作しました。3箇所3台のカメラで撮影したものを編集でまとめています。
いやもう、本当素晴らしいわ。
そうこ(ERIC LIMER 米版)
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【BLACKのTED出演記 最終回】TEDステージで、まさかのスタンディングオベーション。その後に待っていた反響と、そこから見えたTEDの正体
前回までの記事はこちら
【BLACKのTED出演記 Vol.01】ジョブズも出演した世界最大級の講演会に、空気を読まずヨーヨーで出演してしまいました。
【BLACKのTED出演記 Vol.02】現地に到着! そこで見た物とは?
【BLACKのTED出演記 Vol.03】いよいよ本番、TEDメインステージへ登壇。リハーサル〜当日までの一部始終を完全公開!
反響その1:いきなりラスベガス
本番終了後、舞台袖へ退場した後は、そのまま待機エリアのソファへ倒れ込みました。
「舞台上での記憶は曖昧だけど、間違いないのは、TEDのステージでスタンディングオベーションを受けてしまった、ということ。いやいやありえない、どうしよう...」
そんな気持ちと、興奮しきった感情とが相まって、何も考えられない放心状態のまま10分くらい倒れていたように思います。しかし、あまり長時間ソファを占拠するのも次のスピーカーの方のご迷惑となってしまうので、なんとか起き上がり、ある程度道具を片付け、ホールの観客席へ移動しました。
最前列入り口付近の関係者席でプレゼンを聞いていると、TED参加者用SNS「TED Connect」を通じ、メッセージが1件届きました。
「本当に素晴らしいパフォーマンスでした。ぜひ、ラスベガスへご招待させて下さい! 連絡先をお教えいただけますか?」
えっ、えっ。
反響その2:怒濤の質問攻め
いきなりのメッセージに戸惑っていると、セッションが終了。TEDの本懐とも言える、休憩時間=交流時間のスタートです。
止まらない。止まりません。感想・賞賛・質問の嵐。誰かと話しているときも、常に待ちの人が途切れないほど。しかも、たまに忘れそうになりますが、声をかけてくださる皆さんはTEDへの参加を認められた聴衆の方々です。本当に、おそれおおすぎる...。
パフォーマンスに対する感想だけでなく、スピーチについての感想や、僕の経歴や背景について深く尋ねて下さる方も多く、本番の疲れも残る中、頭をフル回転させ必死に英語で答えていました。
反響その3:取材攻勢
次のセッションが始まり、ようやく質問攻めが一段落しました。とにかく休みたかったので、メイン会場のホールではなく、別棟のラウンジエリアで視聴する事にしました。
コーヒーを受け取り、ソファに腰を下ろすと、またメールが届きました。
「CNNの者ですが、取材させていただけませんか?」
TEDは参加者だけでなく、メディアに対しても厳しい制限を設けていて、現地での取材を許可されているのはごく少数のメディアのみです。CNNは正式に許可を得ていて、専用の個室に取材用の簡易スタジオが用意されていました。
当たり前の話ですが、質問は全て英語です。聴衆の皆さんとの会話と違い、こちらは映像に残るのだと思うと、また違う緊張がありました。ある意味、本番のステージよりも緊張したかもしれません。
また今回、日本からは個人ジャーナリスト2人だけが取材を許可されており、松村太郎さん、野々下裕子さんにも取材いただきました。この経験は日本に向けてもぜひ発信したいと強く思っていただけに、日本のメディアへつながりを持つおふたりに取材いただけたのもとても嬉しかったです。
反響その4:評価が高かったのは、パフォーマンス以上に「スピーチ」だった
その後も多くの方に話しかけていただいたのですが、その際に意外だったのは、パフォーマンス以上にスピーチを評価いただいた、ということです。
パフォーマンスについては、自分の専門分野ですし、可能な限りの努力もしてきたつもりでしたので、それなりの自信はありました。しかし、スピーチについては、果たして自分の身の上話なんかがTEDのステージで話すに値するのか、という疑問は最後まで拭えませんでした。
ところが、実際にプレゼンを終え、聴衆の皆さんからいただいた反応は、むしろスピーチについての感想や質問の方が多かったんです。
「情熱を持てる物を見つけ、そこへ向かって邁進したキミは、これからの若い世代のロールモデルになるべきだ。」
「先行き見えない経済情勢の中、これからの若い世代が生きていく上で『情熱を持てる物』を見つけるということは、とても重要だと思う。ぜひ、『教育』という分野に力を貸して欲しい。」
そんな声さえいただいてしまいました。
出演前に抱いていた不安として、「ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」をスローガンとするTEDに、日本から出演したのはパフォーマーだった、ということに対して、「なんだ、パフォーマーか。スピーカーに出演してもらって、『日本人はプレゼンが下手』という印象を払拭してほしかったな。」と思っている方が多いのではないか、という懸念がありました。
しかし結果として、もちろんパフォーマンスに対しても最高の評価をいただいたのですが、それ以上にスピーチも評価していただけた、というのは、意外であると同時に、とても嬉しかったです。
改めて、TEDとは?
準備編、到着編、本番編、そして今回の反響編と、全4回に渡って、TEDにまつわる体験を一通り書かせていただきました。
自分としては、数百行に渡るメモの中から重要と思われる部分だけを抜粋して書かせていただいたつもりなのですが、それでもやはり長くなってしまいましたね(汗)。長文駄文、失礼致しました。
というわけで、思い切って「一言で」TEDとは何なのかを言わせていただくとしたら。それは、「世界を革命する力」だと思います。
そこにいる全員が、「世界を良くしたい」という願いを持っている、と強く感じました。なんか小学生みたいな事を言っているように聞こえるかもしれませんが、これを大人が本気で願って行動に移すって、意外と難しいんじゃないかと思うんです。
TEDに聴衆として参加するには100万円を払う必要があるのですが、それに加え、「社会的功績・貢献の有無」が審査されます。お金さえ払えば誰でも参加できるわけではないんです。聴衆や取材メディアに対しこうした厳しい制限を設けるのは、「本気で世界を良くしたいと願い、それを実行に移せる人」に参加して欲しいというTEDの強い目的意識が根底にあるのだと思います。
高額の参加費の話だけが先行してしまうと、「金持ちの選民意識か」といった話も出てしまうかと思うのですが、全くそんな事は感じませんでした。参加費はあくまで運営費の一部を負担してもらっているだけで、真の参加基準はこの「社会的功績・貢献の有無」なのだと思います。「世界を良くしたい」を本気で考え、それを実行に移す事の出来る人に参加してもらうことにより、交流を濃密にし、新たな「世界を良くする」アイデアや企画が生まれやすい環境を作ろうとしているように感じました。
スタッフの皆さんもこの目的意識を強く持っていて、だからこそ最高の環境作りを全力でしてくれるのだと思います。決して、「セレブのイベントを手伝ってるオレカッケー」といった表面的な「意識高い(笑)」理由で参加しているのではなく、本当に世界を良くしたいという高い意識を「真面目に」持っていると感じました。
最高のスタッフが、最高の環境を作ってくれる。その環境で、スピーカーは最高のプレゼンを行う。プレゼンを聴いた聴衆は、その内容を議題に世界をどう良くするかを真剣に話し合う。
そこから生まれる新たなアイデアは、本当に世界を良くしうるものであると思いますし、そこには確かに「世界を革命する力」があった、と感じました。
コラム:TEDxTokyo 2013の感想
去る5月11日(土)、今年のTEDxTokyoが開催されました。
今年のTEDxTokyoで最初に感じたのは、「日本語でスピーチをされる方が増えてる!」、「スピーチ内容の原稿を持ち込みもOKになってる!」という2点です。
僕が出演させていただいた2011年当時は英語でのスピーチが基本で、よほどの事が無い限り日本語でのスピーチはNG。原稿の持ち込みも禁止、と聞いていました。英語でのスピーチが人生初であった自分は、それはもう苦労したのを覚えています。今でも、前日の焦り方を悪夢のように思い出します。
それだけに、そのルールが緩和されていたことには驚きました。正直、「え、ずるい!」と思いました。しかし結果として、その緩和はプラスに働いていたように思います。日本語で話されたり原稿を持ち込まれたりしていた方のスピーチの質が低かったかというと全くそんなことは無くて、むしろ生き生きと話され、時に聴衆の笑いを誘い、スタンディングオベーションを受ける方も多くいらっしゃいました。
プレゼンテーションとは、スピーカーと聴衆のコミュニケーションであると思います。無理に不慣れな言語で話すことにより表現がおろそかになるよりも、スピーカーが伝えたいことをきちんと伝えられる形であることの方が重要だと思いますし、事実「自分に対して語りかけてくれている」と感じるスピーカーの方が多かったように感じました。
「TEDx」とは、すごく荒い言い方をすると、TEDのコピーイベントです。主催団体も、TEDとは全く別です。しかし、決して劣化版とかいう事ではありません。TEDxイベントを開催するためには本家TEDから認可を受ける必要があり、その際に数え切れないほどのルールを課せられます。主催団体こそ違えど、TEDの理念が体現されるような仕組みになっているんです。
TEDxTokyoは、聴衆として参加するにあたり、入場料や参加費等は一切かかりません。そのため、予算も本家TEDと比べかなり限られており、何かと制限や難しいこともあるだろうと思います。しかし、そうした限られた条件下であっても、「スタッフ・スピーカー・聴衆がお互いに尊敬の念を持って接し、可能な限り最高の環境を作り、そこで可能な限り最高のプレゼンを行い、そこから次のアイデアが生まれる」というTEDの本質は、間違いなく体現されていたように感じました。
BLACK 「ヨーヨーの達人への道」[TED]
(BLACK/Official Website)
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テレビドラマ初の異人種間キスは『スタートレック』だった! 黒人に希望を与えたウフーラの素晴らしさを語ろう
1966年、日本では『宇宙大作戦』というタイトルで放映がスタートした『スタートレック・ザ・オリジナル・シリーズ(TOS)』。中でもUSSエンタープライズ号の黒人通信士官だった「ウフーラ」の存在が、たくさんの黒人の人たちに勇気と希望を与えたことを知っていますか?
今回はゴールデンウイークのコラムとして、キング牧師が「ウフーラは黒人の子供たちにとって目標である」と讃えた、ニシェル・ニコルズさんの演じたウフーラの素晴らしさについて語ってみます。
人種差別なんてありえない、でも存在する。いつか差別がなくなる未来を信じて....そんなSFの夢の一つを、具現化して見せてくれた作品が『スタートレック』というSFテレビシリーズでした。
時は23世紀。超光速航行技術を開発した23世紀の地球人は、ミスター・スポックたちバルカン人を始め、幾つかの種族と惑星連邦を結成していたというのが、『スタートレック』の描いた世界観。だからこそ、ジョージ・タケイさんの演じたヒカル・スールー(カトー)を始め、登場人物にも多様な民族が登場します。ちなみに、ウフーラは当時の吹き替え版では「ウラ」という名前で呼ばれていましたっけ。
すでに地球には貧困もなく、戦争もなく.......『TOS』の描く地球の姿は、一種の「理想世界」でした。すでに地球外知的生命体との連邦体制まで構築している大宇宙時代に、地球人同士のちっぽけな人種差別なんて、バカバカしいことに過ぎません。
だけど放映された時代は、60年代の現実のアメリカ。ブラウン管の中の宇宙時代とは違って、実際のアメリカ社会には、根強い偏見が息づいていたのです。
そんな時代に、USSエンタープライズ号の黒人通信士官として、颯爽と活躍したウフーラ。なんと、アフリカ系アメリカ人がテレビドラマの主要人物としてレギュラー入りしたことさえ、ニシェル・ニコルズさんが初めてのことだったのです。
そんなウフーラの存在によって、当時のマイノリティがどれだけ勇気を与えられたかを語るには、枚挙にいとまがありません。
たとえば、アフリカ系アメリカ人による公民権運動の指導者であり、1964年のノーベル平和賞受賞者でもあるマーティン・ルーサー・キング牧師は、自身も「TOS」のファンであったと同時に、「ウフーラは黒人の子供たちにとって目標である」と語っています。また、黒人女性として初めてスペースシャトルに搭乗し、宇宙へ旅立ったメイ・ジャミソン宇宙飛行士も、ウフーラの活躍をテレビで観て宇宙を志した人の一人です。
ちなみにジャミソンさんは、テレビシリーズ第2作『新スタートレック(TNG)』シーズン6の第24話、『もう一人のウィリアム・ライカー』というエピソードに、パルマー少尉役で出演まで果たしています。
その他にも、テレビシリーズ第2作『新スタートレック』で、エル・オーリアン星系種族の女性バーテンダー「ガイナン」として出演していたウーピー・ゴールドバーグさんも、ウフーラをテレビで見て女優を志しています。
英語版のウィキペディアでは、ゴールドバーグさんの逸話にちょっとだけ触れています。
ウーピー・ゴールドバーグは、後に『スタートレック・ニュージェネレーション(新スタートレック)』で、ガイナン役を演じている。彼女は、ウフーラを人生の目標だと語った。
「そう、私はテレビで、一人の黒人女性に出逢ったの。驚いたわ、だって彼女はメイドじゃなかったのよ!」
ちなみに2009年版の映画『スタートレック』では、ゾーイ・サルダナさんがウフーラを演じていましたね。8月に公開予定の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でも、サルダナさん演じるウフーラのかっこいい姿が見られるはず。楽しみです!
■テレビドラマ史上初めての「異人種間のキス」
さて、ここで本題といきますか。キスですよ、キス!
テレビシリーズとして初の黒人レギュラー、偉大なるウフーラを登場させた『TOS』は、さらにテレビドラマとしては初の「異人種間のキスシーン」まで実現しています。それが『TOS』シーズン3、第65話に当たる『キロナイドの魔力』というエピソード。1968年11月22日の出来事でした。
恒星日誌、宇宙暦0405.3066....救難信号によってエンタープライズ号が到着した惑星プラトニウスには、貴重な鉱石キロナイドの存在が認められました。しかし、その惑星はテレキネシスを操る不老長寿の民族プラトニアンが支配する惑星だったのです。
しかもプラトニアンは、紀元前400年に地球に移民したジャンドラ星系の難民の末裔であり、彼らはギリシャ哲学者プラトンに、かつて従っていた異星人だったのです!
テレキネシスを実現し、プラトニウスに自らの文明を興したプラトニアンは、独裁者ペルモン王とその側近によって「精神操作」されていました。カーク船長やスポックらも、ペルモン王の精神支配を受けてしまい、まるで座興劇のように操られます.......。
そういうストーリーの流れの中で、白人であるカーク船長と黒人であるウフーラがキスを交わすというのが、まさに歴史的といえる「テレビドラマ史上初」の異人種間キスシーン。異人種どころか異星人種の交流と対立を描き続けてきたスタートレックにおいても、まさに「歴史的」といえる、人種の壁を越えた瞬間だったのです。
■テレビで初めての異人種間のキスは「音楽番組」
さらに話はさかのぼって....ドラマではなく、テレビで初めて異人種間のキスシーンを放映したのは、フランク・シナトラの娘、ナンシー・シナトラの看板番組としてNBCで製作された、1967年12月11日放映の『ムーヴィン・ウィズ・ナンシー』という音楽番組。
そこでナンシーは、サミー・デイヴィスJr.と、ほんのちょっと交わす程度の軽いキスをしてみせました。これが、史上初めての異人種間のキスとして放送された、テレビ史に記録される映像だったりします。
動画の最後にちょっとだけ出てくる、ナンシーとサミーのキスは、挨拶程度の軽いキス。いやらしい印象なんてまったく感じない、二人の仲のよさを感じさせるものです。でもこれだけのことが、当時の人たちにとっては衝撃的な出来事だったんです。音楽もSFも、やっぱり国境や人種を越えるんですね。
こういうエピソードを通しても、サイエンス・フィクションが現実世界に影響する、一端を見る気がする。それは想像力の肯定に他ならないと思います。
かのキング牧師も、「I Have a Dream!(私には夢がある)」という言葉を用い、夢を実現させるために命をかけて行動していました。また、「人が想像できることは、必ず人が実現できる」と述べたのは、SFの父であるジュール・ヴェルヌでした。
そう、夢は実現させるためにあるんですね。
[via TV's First Interracial Kiss | Neatorama]
(Kotaku JAPAN @キネコ/元記事を読む)
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