1分でおわります。判定結果の解説は映像の訳の下に置いておきますので、映像を全部(できれば全画面表示で)最後まで見てから読んでくださいね。先に読んじゃダメよ。
[映像の訳はじまり]
上の映像をよーく注意して見てください。
縞が動いて見えますよね? 向きはわかりますか?
(0:17)そう、右ですね。じゃあ、今度は?
(0:24)そう、今度は左に動いて見えます。
次に、いくつかサンプルをご覧にいれますので、どっち向きか動きを見ぬいてください。素早く切り替わりますよ。用意はいいですか?
(0:36)さあ、いってみよう!
(0:50)動きは、どっちの方がわかり易かったですか? 小さな丸? それとも大きい方の丸?
(1:08)どっちかな?
[映像の訳おわり]
>>>>>>>>>>
さあ、ちっこい丸、おっきい丸、あなたはどっちだ!?
これ実は、米ロチェスター大学がBiologyで発表した調査研究で使った映像です。同大研究班が被験者にこれと同じ映像を見せてIQテストも受けてもらったら「小さな縞の方が動きがわかり易かった」と答えた人の方が「大きな縞の方が動きがわかり易かった」と答えた人より...ダダダダダダン(ドラム効果音)...IQは高かったんです! おおむね。
なぜなのか?
ちょっと理由は一筋縄では説明がつきません。
いちおう仮説では、IQ高い人の方が背景の雑音を排して耳を研ぎ澄ますような感じで、縞の余分なフィールドを排して動きに意識を集中するから、ってな話になってるようざす。背景のノイズを排すること、小さなことに意識を集中すること――これは両方ともIQの高い人が自然にできることなんだそうでして。無理やりくっつけた感もありますが。
もちろん「IQが高い」=「頭がいい」ってことではありませんよ。 IQがとても限定されたメトリックスであるのに対し、人の知性の総体はもっと雲を掴むような漠然としたものです。
このテストにしても「知能レベル」の全容解明とかじゃ全然なくて、「あーこれで脳の妙な仕組みがまたひとつわかったね」ってぐらいの軽~い位置づけなので結果がアレだった人も落ち込まないでね。
[Business Insider]
ERIC LIMER(原文/satomi)