玄関マットの裏、植木鉢の下、郵便受けの裏、ドアの上、不自然に自然な石の裏...に隠して安心してるみなさ~ん、そんなとこ隠すぐらいなら最初から鍵掛けないで出た方がマシですよ?
合鍵は、もっと誰も思いつかない場所に堂々と置くのが正攻法です。家の敷地に鍵を残すことは、もうそれ自体が危険なのですが、ホーム監視システム、モーションアクティベートの屋外灯、生垣、番犬など、防犯のイロハを押さえた人は特に今回ご紹介する方法でリスクはだいぶ軽減されるはずです。
空き巣は時間が勝負。長居すればするほど目撃される率は上がります。ということは...なるべく長くいてもらえばいいのでは?
そんなわけで、ここでは泥棒の滞留時間を無駄に長く最大限引き伸ばす作戦で、スペアキーの隠し場所を再考してみました。
キー保管庫にはダミーを仕込む: キー保管庫ってありますよね。番号コンビネーションやタンブラー錠のちっこい野外用の保管庫で、アメリカではこれを敷地内に置いてる不動産屋が多いのですが、これは泥棒が一番先に叩き割るターゲットです。キー保管庫なんかに家の鍵を置いちゃいけません。誰か友だちの鍵を置いておきます(同じキー保管庫つかってる隣町のAさん家と交換できたら最高)。人を巻き込むのが嫌な方は、どこに差し込んでもなんにも開かないニセ鍵を仕込んでおきましょう。
うるさい鍵束にしてやる: 強盗はスピードもさることながら、ステルス性も要求されます。鍵はカチャッと素早く、音もなく開くのが理想。ジャンジャラ刑務所の守衛みたいに鳴る鍵は嫌われます。その泥棒心理の裏を掻き、合鍵は1個ポツネンと隠さず、使えない鍵を死ぬほど繋げ鍵束に。学芸会の鈴みたいにしてやれば途中で諦めるか、近所の人が怪しんで出てきますよ。鍵束は何個も鈴をつけて、何個もぶら下げてやれば、効果も倍増。
離れたところに置く: 玄関の鍵だからって、玄関に置かなきゃならないというルールはありません。庭にエアコン室外機やBBQグリルがあるなら、目立たない場所を探し、そこに貼っておくのも手。貼り場所は普通に立って見ても絶対見えない場所じゃなきゃダメですよ。指で触ってすぐ触れられる場所もダメ。接着剤で鍵にネオジム磁石くっつけて、内側や足にこっそり忍ばせておきましょう。
高層マンションなら、廊下の消防ホースの棚も狙い目です。但し、消防活動の邪魔にならない場所を選んでね。
犬に括りつける: 1日じゅう庭を駆け回ってロクに働かない犬にも、やっとお役目が。首輪に小袋提げて、そこに合鍵を入れるんです。名札に括りつけてもOK。こうすれば1日じゅう庭を駆け回ってロクに働かない犬も立派に任務を果たしてる海軍SEALの犬のように見えますよ(餌で尻尾振って泥棒にオスワリしたらそれまでだが...)。
死ぬほど鍵がある状況: 釘は藁の山だとすぐ見つかるけど、鍵の山から探すのは至難の業です。そんなわけで容量1リットルの瓶を用意します。半分まで合鍵つくる前のブランクキーを入れます。そこに合鍵(若干色や形が違うので本人にはわかるけど、本人以外の人にはわからない程度のものに)を入れ、残りをブランクキーで埋め、シェイクシェイクして混ぜます。これは自分が探すのも一苦労だけど、泥棒はもっと大変なので、かなり時間が稼げます。
いくつか組み合わせても、泥棒泣かせのトラップができそうですね。昔の映画「ホーム・アローン」の坊やほどじゃないにしても、考えるのは時として愉快なものです。
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ANDREW TARANTOLA(原文/satomi)