目がトロンとしてきました。Google、Gooogle、Gooooogle...。
Googleの創設者Sergey Brin氏のGoogleはあなたの脳の一部になりたい発言。Sergey氏がどういうつもりで言ったのか解釈が難しいと言われているようですが、とにかく脳の一部になりたいのってことです。あなたの脳を1.5倍にしてその.5倍の部分になりたいの! て感じでしょうか。あなたの脳の第3ハーフ。なんかSFチックな言い方ですね。
先日ベルリンで行われたIFAでのGoogle CEOであるEric Schmid氏の発言と合わせてみると、
「あなたが次に何をするべきか、何に興味を持っているのか、そういったことをGoogleは示唆することができます。考えてみてください、Googleはあなたがどこにいるか何が好きかってことがわかるんですよ。」
「これならもう寂しい思いをすることはないですね。それどころか退屈な思いすらもしなくなるんですよ。Googleがあなたが何を今見たらいいか教えてあげられるんですから、だってGoogleはあなたが何に興味があるかわかりますから。」
「近い将来では、忘れるということがなくなります。コンピューターが全て記録しておいてくれるからです。だからもう迷うことはなくなります。」
...ちょっと怖いですのー!
[Liz Gannes and Paidcontent UK]
Jesus Diaz(原文/そうこ)
さて! Googleの発言がちょっとカルトじみてきましたよ!
今更だけど、宇宙飛行士になれば良かった...って思う映像6連発(動画)
PR: NECがお届けするビジネス情報サイト「Wisdom」
こんなコンセプトってアリ?「NewなNew York」
やっぱり絶対行くべき! 上海万博必勝ガイド!
上海万博のイメージといえば...
変なにおいのする4時間の行列に並び、子供は行列の最中におしっこもらし、足は痛くなり、日差しに体力は奪われれ、中国人のマナーは悪い...。
行ったら絶対後悔するからやめておけって? いやいやそんな事ありません! 上海万博に行かずに2010年を終わるなんて、絶対後悔しちゃう!
今年の夏に実際に上海万博に行ってきた体験談と一緒に、上海万博の必勝ガイドを紹介していきましょう。夏は終わりそうだけど、まだ万博は約2カ月開催しているし段々涼しくなってきました。間違いなくこれからのシーズンが行き時です!
雨の日の方が待ち時間が少ないと思ったら大間違い、中国人も同じように考えています。
(1)上海での過ごし方
まず、2つの質問です。
・あなたは50歳以上、70歳未満ですか?
・あなたは上海に行った事がありますか? そして観光はしましたか?
もしどちらかの質問が「はい」だったら、上海行きのチケットの予約を考え直した方が良いかもしれません。
前提として第一に上海万博は世界規模のイベントですが、中国人以外の外国人向けには開催されているものではありません。
外国人観光客は少数派(日に50万人の中国人が訪れ、70以上の車椅子が優先列に並ぶ)です。長い列に並び、長い距離を歩き、天候には恵まれず、マナーの悪さが目につきます。さらに、子供を一日中立たせ歩かせ、座れる場所はほとんど無く、トイレは和式、挙句椅子に座るための行列は異常な長さです。
ですので50歳以上の外国人は、少なくても上海万博に行く時間を2日間にし、それぞれ半日ずつ確保したほうが良いでしょう。特に日が落ちて涼しくなり、行列が昼に比べて短くなってくる夕方以降に行くことをおススメします。
午前9時の入場ゲートの様子
そして第二に、万博のためだけに上海を訪れないことです。
上海はダイナミックでモダンで、国際的で、まさに「未来」を思わせる都市です。上海に来たならば万博だけではなく、南京東路などの繁華街にも訪れるべきです!
上海万博は1日で飽きるかもしれませんが、他にも上海新天地や、浦東新区、杭州、蘇州など見所はたくさんです。何度か訪れていて周辺の観光地に行ったことがあるという人なら、上海といえばショッピング! 買い物をしまくるのもアリですね。
毛沢東の像。上海の代表的な通りです。
(2)準備
さて上海万博に行くことを決めたら、何を準備したらよいでしょう?
出来る限り効率的に万博を見てまわるために、パビリオンの調査、チケットの予約、友人に聞いてみる、自分がみたいパビリオンのリストをつくっておく...などの準備は怠らないようにするのは当然として、でも、一番必要なのは「心の準備」です。
HBO:The Pacificというシリーズの一節に「この場所を生き抜くためには、自分は中国人である、と思うことだ」という言葉があります。
なぜなら上海万博は中国による中国人のためのもの(そして中国人は他の国の様子なんて知る由もない)であるので、西洋的な考え方を基準としてはいけないのです。そのままの考えていくと、まずエントランスから価値観を覆されることになります。
普通、ディズニーランドののエントランスで、5時間も待たされると知ったら大抵の人は怒りますよね。でも中国の地元の人は5時間の行列なんてどうってことないのです。
なぜなら「今まで生きてきた文化大革命、洪水、配給、食糧不足に比べれば、5時間の行列などとるに足らないこと」って考えるのですから。そして押したり割り込んだり動いたり、つばを吐いたり、小便をしたり、悪臭を放ったりする。でも、これが中国であると思って慣れるしかありません。
そして、中国人はアメリカ人よりも精神的にも体力的にもタフです。
あまりにひどい行列の光景に文句を言いたくなりますが、自分自身に問いかけてみてください。「隣の人は文句を言っていないでしょ?」彼らの我慢強さを見習い、そしてそれに適応する事を学ぶことが一番大切なのです。
(3)おすすめのパビリオン
上海万博に行ったら絶対見ておくべきなパビリオンってどれでしょう。
この言葉は過去半年のGoogleの人気検索ワードです。200以上のパビリオンがありますが、長時間の行列のおかげで滞在時間にも限りがある中、可能な限り時間を無駄にしないで見て回るにはどうすれば良いでしょう? それにはまず、こう考えてみると良いと思います。「もし世界で今すぐ行ける場所があったとしたらどこに行くか?」
すでにフランスに行ったことがあるなら、行列に1時間も並んでまでフランス館を見ることはないと思います。(とは言いつつ、フランス館はすごく綺麗でしたが)
またこう考えてみましょう。「自分の人生を通して絶対行かないだろうという国はどこだろうか?」自分だったら中東の国のならずもの国家には絶対行かないし行けないだろうな...といった具合にです。
万博の醍醐味は、絶対行かない・行けないような国にだって訪れる事ができるという疑似体験ができることです。(例えばスーダンのダルフールだって行ける!)
北朝鮮、ミャンマー、キューバといった国は、万博という場所においては外国人にもとってもフレンドリー。つまり万博は、唯一の絶対に行けないような国にも行けちゃうチャンスと言っても過言ではありません。
また、ネット上には有力な情報がたくさん載っています。
Wikipediaの万博のパビリオンの項目(英語)はとてもためになります。またChinaclties guide(英語)、ほとんどの訪問者が見たことがあるスタンダードな情報サイトですが、最新の万博情報が常に更新されています。その他、いろんなブログやコメントでも役に立つアドバイス情報を見つけることができるはずです。
フランス館の行列は2時間でした
裕福な国 = 大きいパビリオン = 長い行列
中国やサウジアラビア、日本、韓国、フランス、ドイツ等々の国は、人気のアトラクションが盛りだくさんで非常に人気があり、平均2時間~5時間の行列に並ぶ覚悟が必要です。なので人気パビリオンは、夕方に行くか、もしくは1日に1つまでしか見ないと決めることをオススメします(多分それを見るためだけに1日の大半を行列で過ごすことになります)。
私はサウジアラビアのパビリオンだけ見ることにしました。
山東省から来た人は、「一般論」として、中国館とサウジアラビア館がベスト・パビリオンだと教えてくれました。「中国館はきっと壊される事なくずっと残ることを考えれば、サウジアラビア館を見ておくべきですよ。」とのこと。
私は4時間ほどサウジアラビア館の行列に並び、たった10分強の展示を見ただけだったけど、とて素晴らしかったと思います。...でもやっぱり、10分の展示のために4時間の不快な行列に並ぶ価値はないとは思いましたが...。
UKパビリオンを奥に休憩。出口にでるまでに4km歩かなくてはいけません
中国館は見るべき?
中国館は万博の中でも一番巨大で、中国22省(亜熱帯の広東省から新疆ウイグル自治区まで)、香港やマカオ、そして台湾などのそれぞれの独自の文化をひとつの建物の中に入れた、ものすごくスケールの大きいパピリオンです。
一方、中国館は非常に厳しく規制されているパビリオンでもあり、入るのにさらに特別な入場券が必要になります。日に5万枚のみ配布され、ざっくり1日の入場者数の10人に1人だけ手に入れられる、と言われています。中国館への入場券は朝9時にそれぞれのエントランスと上海市内の馬当路駅で配布されます。
無くなるのが早すぎて、私はこの入場券を手に入れることができませんでした。また入場券を手に入れるためだけに早朝に起きることもバカバカしく思っていました。それに、日に5万枚のチケットを公平に配布しているとも思えませんでした。というのも、大手のバスツアーや、万博関係者やビジネス関係者用に入場券を優先的に回しているのが実際のところだと思うからです。
中国語のブログを読んだ台湾の友人によると、毎日配布される中国館の入場券は万博のスタッフやボランティアによって買いだめされ、友人に渡しているらしいです。一方ではこんな話もあります。浙江省から来た人によると、川向こうのエントランス(人気パビリオンが少ない方)では、開場の1時間前に行っても入場券を手に入れる事ができたそうです。
とにかく、万博のシンボルとも言えるパビリオンを見ようとは思わない方が吉です。
きっと万博が終了し他のパビリオンが取り壊された後も、中国館はそのまま残っている可能性が高いと思います。ですので、2010年は無理でも2011年以降はゆっくり入ることができるはずなので今回は諦めましょう。
中国館
一番の目玉は中堅国のフードショーとテーマパビリオン!
中国館や「ブランド国」のパビリオンの人の多さに絶望するかもしれません...、ですが、中には「宝石」とも言えるパビリオンがたくさんあるのです。
中堅国の例のアイルランドのパビリオン。アイリッシュダンスを楽しめます
中堅国のパビリオンは大体10分~30分位の短い行列で、しかも興味深い展示を見ることができます。
私が面白いと思った3つのパビリオンは、インドネシア、ニュージーランド、アルゼンチンのパビリオンです。インドネシアのパビリオンは、遺跡やサンゴ礁がずっと道に続くような展示でした。ニュージーランドは、動物やキウイの木や葉で作り上げられたルーフガーデンのインテリアの展示が素敵でした。(混雑しまくりの万博の中で、かなりリフレッシュできましたよ。)アルゼンチンの小さな箱みたいなパビリオンでは、キッチュなマラドーナとエヴァ・ペロンの思い出の品々が展示されていましたが、何より良かったのが18時以降のタンゴショーです。これはあまり知っている人は少ないんじゃないかと思いますが、とても楽しかったです。
18時のアルゼンチンパビリオン。ホットなタンゴショー!
さらに貧しい国々は自国の独自のパビリオンを建てられないので、同じ地域の国と共同で同じ建物内に展示をしているケースもあります。アフリカの連合パビリオンは、短い時間の中で、それらの国を知るのにはかなり良い機会だと思います。
そして時間を有効活用したければ、ショーに参加してみることです。
私が唯一見たショー「Window to the City」は独創的で印象的で、しかも15分〜20分しか並ばずにチケットを入手することができました。さらにメインのパフォーマンスとしては、16時〜19時の間に「オリエンタル・クラウン」の近くで行われる、中国がテーマのショーがあります。
全てのショーのチケットは無料で、座ったり居眠りしたりなど、万博巡りの中でも良い休憩時間になるのです。
フランス館のレストラン
パビリオンの中のレストランで食事をする事もまた万博の楽しみです。パビリオン展示のメインの長い行列を脇目に、あまり並ぶことなくレストランに入る事ができます。(多分価格設定が高めだからだと思いますが)
しかも、食事はそれぞれの国から連れてきた本物の料理人なので美味しくないわけがありません。私たちはフランス館の屋上の「Papillon(蝶という意味)」で食事をしました。フランスのミネラルウォーター、フランスのフォアグラ、牛のヒレ肉、そしてアジアンデザートを美味しくいただきました。さらにリバービューかつ万博のスカイラインを臨む絶景。これだけ楽しんで36ドル。地元の客は全然並んでいませんでした。
それでもまだ、大きなパビリオンを見てみたいと思いますか?
それなら、万博会場の中心に近いテーマパビリオンをチェックしてみてください。この巨大な展示複合施設には5つの異なる展示ホールがあって、万博のテーマである都市型生活に関するものです。
私はそのうちの3つのホールを訪れました。「Urban Footprints」と「Urban Dwellers」と「Urban Living」です。どれもかなり巨大ですが待ち時間はせいぜい5分〜10分です。特に「Urban Dwellers」が面白かったです。ものすごく創造的で、視覚的にもびっくりするような仕掛けの部屋を通じて、6つの違う家族を比較しています。(明らかに中国の家族の展示が一番幸せに見えるようにプレゼンテーションされていましたが。)
この大きさでテーマパビリオンの1つの展示のうちの1室です
あと、もう一つ大事なこと!
万博パスポートを買うのを忘れないでください。
公式万博グッズストアで購入することができます。全部ではないですが、多くのパビリオンで国ごとの公式スタンプがあります。コレクターの方や、他には無いお土産として、万博パスポートを持ってできるだけたくさんのパビリオンでスタンプを集めるのも面白いと思います。
最後に
上海万博は一生に一度の経験です。なぜならおそらく万博に行った後は二度と行きたくないと思うからです。しかしながら10月を過ぎて、パビリオンがいざ壊されるとなると、万博に行かれた方は、世界規模で非日常な経験をできたことを嬉しく思うでしょう。
本当に最後に、上海万博への旅行は気持ちの準備が一番のポイントです。
もちろん皆さんの脚がどれぐらい頑張れるかについても、本気で考えておいたほうがいいでしょう。上海の街の散策、パフォーマンスセンターのショーを鑑賞、パビリオンレストランでの食事などが、パビリオンに何時間も並ばないといけない苦痛を和らげます。
長い行列に並んだ割にはあまり大した事がない多くのパビリオンにはがっかりさせられるかもしれません。素晴らしい中堅国のパビリオンを中心にプランを立てる事をオススメしますよ。
サウジパビリオンの中。パビリオンの大きさに騙されないでください! 行列は中にも続いてます。
Stephen Hsia(原文/mayumine)
PR: ドメイン新規登録が100円から≪9/13 12時迄≫
PR: ドメイン新規登録が100円から≪9/13 12時迄≫
車中泊最高! ハイソでセレブなキャンピングカー
セレブが車中泊ブームにのっかるとこんなかんじ?
キャンピングカーというより大型バスといったほうがしっくりくる、この大型キャンピングカーはなんと自動車を内蔵可能。収納されるのはベンツのSLK、オープンにもなるスポーツクーペ。キャンプサイトでSLKを降ろして、周囲をオープンで流すなんて、優雅そのものです。
気になるのはキャンピングカーの車高。相当低そうなんですけど、これでキャンプサイト、いけるのかなあ。
[超かっこいいキャンピングカー]
(野間恒毅)
友だちが逮捕中はおちおち携帯もできない(動画あり)
これは昨年4月、デンバーのナイトクラブ前で撮影された映像。
地面に押さえつけられているのは、間違えて女子トイレに用を足してつまみ出されたショーン・ジョンソン(Shawn Johnson)君、隣でオロオロしているのが友だちのマイケル・デ・エレラ(Michael DeHerrera)君(当時23歳)。携帯の声が気に障ったんでしょうか。そっちまで警官にボコボコにされてますよ。
デンバーポストに警察のカメラが捉えた映像が出てますけど、デ・エレラ君は友だちが捕まりそうなので「どうしたらいい?」と父親に相談してたみたいですね。で、デヴィン・スパークス(Devin Sparks)警官らに「警察発行の革にくるんだ金属片」で殴られて地面に押さえつけられてパトカーに押し込められた、と。
デ・エレラ君は過当な暴力行使だとして市を訴え、デンバー市議会は1万7500ドルの和解金を支払いましたが、独立監視団体のリチャード・ローゼンタール(Richard Rosenthal)さんは同警官たちの解雇を求めています。警察は過当な暴力行使じゃないと言ってますので、本当かどうかは映像を見てみなさんが判断してくださいね。
―Luckymalleyさんの情報提供に感謝! 本稿は系列ブログgawker.comからの再掲です。
Jeff Neumann(原文/satomi)
見たことのない、美しくて不思議な世界...顕微鏡写真コンテストの写真集
これはなんの写真でしょうか?
なんと答えは石鹸です! 米Nikon Instruments社は、1974年から毎年、肉眼では見えない世界をとらえた写真のコンテスト『ニコン顕微鏡写真コンテストSmall World』を開催しています。
毎年応募される作品から、人間の目には映らない、本当に美しくて不思議でな世界を見ることができます。
これは、なんとお醤油の結晶の写真です。全然想像つきませんね。
全ての応募写真はNikonのサイト(英語)から見ることできますし、投票も可能です! 受賞結果は10月13日に発表。今年はどんな作品が入賞するのか楽しみですね。
Image credit Nikon Small World
[Nikon via Wired]
Kyle VanHemert(原文/mayumine)
え、「お塩」を雲にまくと雨が降るんすか!? 「人工降雨」技術に注目
写真はイメージです。
人為的に雨や雪を降らせる気象改変技術「人工降雨」の研究が各所で盛んです。もしかしたら将来実用化されるかもしれません。
気象研究所が科学技術振興調整費を使い2008年から実施してきた人工降雨の研究実験が今夏に終了。今回の実験から、現在研究の進められている人為的に雲から雨を降らす手法に一定の有効性を確認したそうです。今回の実験では、雨粒の核になるシーディング物質(粒子)を雲の中に散布することで雨粒を成長させる「シーディング法」と呼ばれる手法が用いられました。
この手法の基本原理は次の図の通りです。
冷たい雲の場合 (シーディング物質は冷たい雲と暖かい雲によって使いわけます。)
温かい雲の場合
シーディング物質を雲へ投入し、その物質を核に水蒸気を集め、雨滴の大きさまで成長させ自重で地上まで落とすという原理です。雨雲自体は人工的に発生させるのではなく、雨を降らすポテンシャルを備えた自然の雨雲から、人為的なタイミングで雨を発生させるということです。
今回の実験ではシーディング物質として「塩」を利用。
塩の微粒子は水分を吸収しやすいため用いられるのだそう。
雨雲の下で塩の微粒子をヘリコプターで散布(雲の上で散布すると拡散するため)、上昇気流に乗せて雨雲に吸い込ませることにより、塩を核として水の粒(雲粒)を成長させます。そして、その大きさが0.1~1.0ミリ程度になれば自重で落下し、雨になります
雲に塩を吸い込ませると雨が降るなんて驚きです。
気になったのは、塩や化学物質を含んだ雨が降ってきて、地上の環境に影響はないのかなってことです。シーディングに用いられる物質は塩の他にヨウ化銀などがあるそうですが、ヨウ化銀には弱いながら毒性があり大量に摂取すれば悪影響もありうるそうです。
ウィキペディアによるとヨウ化銀は、
人工降雨に使用される量は非常に微量であり異常摂取でもしない限り人体に影響を与えるほどではない。
とされてはいますが、周辺気象や環境への影響評価は課題でしょう。
ところで人工降雨の研究はもちろん日本だけのものではありません。世界40カ国以上が実施していて、現在100件以上のプロジェクトが動いているそうです。特に米中での研究が盛んで、中国においては、なんと4万もの人が気候改変業務に関係しているというから驚きです。北京オリンピックの開会式では、事前に雨を降らせることで当日を晴れにしたと言います。この時、中国はヨウ化銀などの化学物質の入ったロケットを1000発以上も雲にぶち込んだそうです。物凄い力技ですね。
他国では干ばつなどの必要性にかられ、有効性を確認しないまま人工降雨を行なっている例が多いそうです。
次の写真は中国の人工降雨弾を放つ高射砲だそうです。
一方、ウィキペディアによると、人工降雨の限界として次のように書かれていました。
人工降雨はある程度発達した雨雲がある場合に有効であり、かつ成功するもので、雲の無い所に雨雲を作って雨を降らせるのは不可能である。その雨量も、本来の雨量を1割程度増加させるくらいで、自由に降水量を制御できるまでには至っていない。 ある程度発達した雲においても、スーパーセルなど非常に強い上昇気流や複雑な気流を伴う雲の場合、降水を制御するのは困難である。
ということで、かなり難しい技術のようです。
それでも世界中で人工降雨の研究を続けているのにはワケがあります。
気象研によると人工降雨研究の目的は
国連は2025年までに世界の2/3の人口が水不足に直面すると指摘している。日本でも人口集中域では潜在的な水不足の状態にある。地球温暖化が進むと、少雨・渇水や豪雨・洪水などの異常気象が頻発することも指摘されている。今後予想される渇水等の災害軽減対策を早急に講じる必要がある。 本研究では、安定的水資源確保や即効的渇水対策のための人工降雨・降雪技術を確立する。
とされています。
さらに
日本国内では数年に一度の割合で渇水が起きています。渇水は市民生活や経済活動に大きな影響を与えます。人工降雨は、その対策として有望な技術です。
ということで、渇水対策としての人工降雨研究はかなり重要そうです。
現状ではまだ難しい技術なのかもしれませんが、今後研究が進み、降水量の制御が自在に出来るようになることを期待しましょう。人工降雨の研究は個人的にとても興味があるので、今後もチェックしていきたいです。
[四国新聞社 、 MSN産経ニュース 、 「渇水対策のための人工降雨・降雪に関する総合的研究」 、 テクの雑学 、 snowmania 、 costdown 、 人工降雨 、 ヨウ化銀 、 pixdaus 、 japanese.china.org.cn]
(鉄太郎)
東北大、なんとゼリーに電極を印刷する技術を開発
東北大学が寒天やコラーゲンなどのゼリー(ハイドロゲル)の表面に、導電性高分子による電気回路を印刷する技術を開発しました。
通常の電気回路に水分は厳禁ですが、近年、脳や筋肉の機能を計測し制御するために、水分で 満ちた体内環境でも使える電極が必要となっています。細胞や組織はデリケートで、しかも動く ため、従来のシリコンやガラスを基板とする硬い電極に代わり、柔らかいシート状の電極が望ま れてきました。また、生化学的な安全性はもちろん、栄養分や酸素などの循環を邪魔しないのが 理想です。このような要求を満たすのは、コラーゲンなどの生体を構成するゼリー(ハイドロゲ ル)ですが、既存の印刷技術は「インクの乾燥」が必要なため適用できませんでした。今回、ハ イドロゲルの表面に導電性高分子電極を析出させる電気化学技術によって、この問題を解決しま した。
とのことです。
導電性高分子やゲルは安全性に優れていて、さらに培養液や薬剤などが自由に透過できる素材のため、細胞培養への利用や、体内への埋め込みに適しているそうです。
また、複雑な凸凹表面にも張り付く性質もあり、さらに伸縮性もあるため細胞や組織の動きに合わせて伸び縮みし、細胞や組織を傷付ける心配がないのだそう。
次の図のように筋肉細胞の運動効果の検査などが応用例として考えられます。
さらに
今回開発したゲル電極の特徴が活きる応用分野は、筋肉細胞研究用キット以外にも数多いと研 究グループは見ています。例えば、体内埋め込み神経電極、薬剤投与デバイス、バイオ燃料電池 などへの応用を想定した研究を計画中です。
とのこと。
個人的にはBMIなどに利用出来そうな「体内埋め込み神経電極」への応用に期待です。
従来の脳に電極を挿す侵襲式BMIは、電極の生体適合性が懸念されていましたが、ゲル電極なら侵襲式でのリスク軽減に繋がりそうです。
脳深部刺激療法などを行なうためのより安全な装置としても利用出来るかもしれませんね。
[東北大学]
(鉄太郎)
ジョブズに喧嘩売ってるとしか思えないGoogle InstantのCM
元カノを巨乳に仕立てて完全再現したラブドール
ラブドールとは、男性の欲求を満たすための女性と等身大のシリコンで作られた人形。好みの顔や体型、胸のサイズを選ぶ事ができ、果ては触れると吐息を漏らすタイプのものなど種類はとても豊富です。
そしてついに現れました。
元カノを完全再現したラブドールを作ったイタリアの中年男性の話です。
なんで過去の辛い思い出をラブドールとして再現してしまうか、ちょっと理解しがたいのはさておき...。彼女と別れた50歳の中年男性は、アダルトおもちゃメーカーの「 Diego Bortolin」に元カノの写真のセットを持って行き、この写真から元カノを再現してくれと頼みました。160センチ、57キロ、ブロンドヘアーの愛しき彼女。でもひとつだけ本物と違う点が...。
その中年男性は言います「彼女を巨乳にしたかったんだ」と。
そのメーカーでは、通常5000ドル(42万円)で完璧な骨格とシリコン制のラブドールを販売しているのですが、このフラれた男のオーダーした元カノ再現ラブドールは18000ドル(151万円)したそうです。「爪の形や歯の形まで、彼女のすべてを精密に再現した。彼女は今までで見た中で一番完璧なガールフレンドだよ。」と、メーカー談。
この中年男性、かつてギズでインタビューもしたことがある、自作ロボットの彼女と同棲しているZoltanさんと気が合いそうな気がしてなりません。
世の中にはいろいろな愛の形ということなんですね! うん。
[The Sun]
Jesus Diaz(原文/mayumine)
老後のiPodに第2の人生を与えるハック5選
「新型iPodの発表見てから急に今のiPodが色褪せて見えちゃって...でもまだ使えるのに新しいの買うなんて勿体ない...」とお悩みのみなさん、大丈夫! 退役iPodを捨てなくて済む再利用のハックがこんなにありますよ。これで心置きなくピカピカの新モデルにダッシュできますね。
1. オーディオマニア夢のソース機器に改造
安物イヤフォンじゃない人は「iPodの今の音で充分」と思ってるかもしれませんけど、オーディオマニアから見たらま~だまだ。そこでこの際、アメリカのRed Wine Audio社に送って「iMod」してもらっちゃうのはいかがでしょう。
iModは、マニアにバカにされてる第4世代、第5世代、第5.5世代のiPodの内蔵部品の一部をHiFiカリバーのパーツに交換しレベルアップする改造(モッド)です。そのトリックは、ヘッドフォンジャックに繋がる回路を交換するところにあります。なんでもこの差込口のせいでシグナルが劣化してるのだと同社チームは言ってるんですね~。ここを新しいパーツに入れ替えると、染みのないピュアサウンドが楽しめる、というわけ。--まあ、改造後のiPodはアンプに繋げないと聴けません。また、ヘッドフォンジャックも出力専用になりますけどね。
関連:iMod - オーディオソースとしてのiPod改造(今は4G、5G、5.5G iPod対応)
PR: ドメイン新規登録が100円から≪9/13 12時迄≫
時速209キロメートルの.........テーブル!?
なんでですの!
Perry Watkinsさん自作のダイニングテーブル。ただのテーブルじゃないですの。最高速度が時速130マイル(約209キロ)もでる走るダイニングテーブルですの! なんでですの? そんなこと聞くのは野暮ってもんですの!
さて、このダイニングテーブル、家具部門で今までトップスピードを誇っていたソファ(2007年 時速149キロ)をやぶって堂々の最速家具の座に! Perry氏が自宅のガレージで1年かけてこの走る最速テーブルをつくったそうな。
米GIZMODO Brian記者の「もうこれ以上発明するものも作るものも我々には残されていないから、コレです。」とのコメントに笑ってしまいました。確かに、最速テーブル作るってことはもうこれ以上他に作るものなんてないんですね。
大変なことになるとわかっていても、このテーブルでご飯食べてみたいなぁ。
[Telegraph via Presurfer via Nerd Approved]
Brian Barrett(原文/そうこ)
PR: ドメイン新規登録が100円から≪9/13 12時迄≫
SNSの新時代到来! mixiとGREEが同日にソーシャルフィード機能を発表
9月10日、SNSが新しい時代に突入した模様です。
mixiは、「mixi Plugin」と「mixi Graph API」を発表。前者はさまざまなWebサービスをソーシャル化することができる仕組み。お気に入りのコンテンツを友人と共有する「mixiチェック」とWebサービスを連携できる「mixiチェックボタン」と、Webサービスからmixiボイス、日記、カレンダなどへの投稿が行える「Simple Post」といったプラグインが公開されています。後者は、mixiのソーシャルグラフや各種機能を、家電や情報端末、さまざまなWebサービスなどで活用できるAPIです。
一方GREEは「Social Feedback」という機能を発表。これは、ポータルサイトやブログなどの外部Webサービスにあるニュースや日記などに対して、Webサービス上に設定されたボタンをクリックするだけでGREEのタイムラインに投稿して共有ができるサービスです。mixiチェックボタンと同様のサービスですね。
元来、閉じた世界であったSNSが、外部との連携を始めました。これにより、SNSがどう変わっていくのでしょうか。もしかしたら、この2大SNSの発表が、あとあと歴史に残るものになるかもしれませんね...。
mixi新プラットフォーム「mixi Plugin」「mixi Graph API」発表[mixi]
GREE、ソーシャルフィードバック機能をオープン化[GREE]
(三浦一紀)